Written By Instant Skateboards
コンプリートセットとは、すぐに滑れる状態にパーツを組んだスケートボードのこと。
当店では4通りのコンプリートセットをご用意しております。
①フルオーダーコンプリート - 1つ1つ好きなパーツを選んで組み上げるコンプリートセット。
②セミオーダーコンプリート - お好きなデッキと足回りセットの2点をお選び頂き組み上げるコンプリートセット。
③カスタムコンプリート - 当店の熟練スタッフがパーツを選び組み上げたコンプリートセット。
④ノーマルコンプリート - 最初から組みあがったコンプリートセット。
こちらのページでは①に当たるフルオーダーコンプリートの組み方についてご説明致します。デッキやパーツを選んで組む場合には、まずはデッキを選び、デッキのサイズに合わせてトラックを選ぶ。ウィールは使用する環境やトラックの高さなんかも考慮するといいかもしれません。ベアリングはご予算に合わせて。お好みのウィールの大きさや好きなトラックブランドがある場合は順番が入れ替わることもありますし、ボルトやグリップテープなどにもこだわりを見せる方もいらっしゃいます。こちらでは当店がスケートボードを組む際のものさしを皆様にご紹介致します。
スケートボードは「デッキ」「デッキテープ」「トラック」「ウィール」「ベアリング」「ビス」の6つで構成されております。
1.DECK&TAPE
2.TRUCK
3.WHEEL
4.BEARING
5.HARDWARE
スケートボード完成!
特に重要なのが「デッキ」「トラック」「ウィール」「ベアリング」となっており、「デッキテープ」と「ビス」に関しましては、当店では無料でお付けしているものがありますのでそちらで問題ありません。
10分程度で読める内容となっておりますので、今後のご参考に是非ご覧になってみてください。
スケートボードはストリート、トランジション、フリースタイル、クルーズと大きく分けて 4 つのスタイルが存在します。これらのスタイルはそれぞれパーツの選び方が異なります。 まずはこの 4 つのスタイルについて説明していきます。
街中に存在する縁石、階段、手摺りなどのあらゆるものを利用して滑るスタイルのこと。 スケートボートパークのほとんどは主にこれらの街中の存在する構造物をもとに設計され ており、2020 年東京オリンピックから正式に競技採用されたスケートボードのストリート が該当します。人口が一番多く、人気のスタイルです。
ランプ、ボウル、アールなどいったお椀型のくぼみで滑るスタイルのこと。 2020 年東京オリンピックから正式に競技採用されたスケートボードのパークスタイルや X GAMES のバートが該当します。 ストリートと比べると、飛んだりする激しい動きが少ないので初心者の方やお子様でも馴 染みやすいスタイルです。
ボードに逆立ちしたりボードを横に倒して回転させて乗ったりといった様々なトリックを 平地のみで行うスタイルのこと。 フリースタイルトリックの多くがストリートスタイルに取り込まれたほど歴史は長い。 ストリートとトランジションとはパーツの選び方が大きく異なるため、初めて購入する際 は注意が必要です。
シンプルにスケートボードに乗って楽しんだり、移動手段として滑るスタイルのこと。 他のスタイルとは違い、車輪(ウィール)は硬度が柔らかいソフトウィールが使われます。 いきなりトリックができるか不安という方やまずは乗る練習をじっくりしたいという方に はオススメのスタイルです。
いきなり身もふたもないようなワードで始まりましたが最終着地地点はそこなんです。
完全になんでもいいわけではなく使用者の適正サイズ内であればなんでも良いという事になります。
初心者の方がデッキを選ぶ際のポイントとしてデザインが一番目、サイズが二番目に需要となります。
デッキはかなり奥が深くキックやコンケーブ、サイズなど全てミリ単位の違いなのですが大きな違いとなります。
最初の一枚は細かい事は気にしなくて大丈夫です、自分が一番カッコいいと思う板を選びましょう。
子供向けのキッズデッキが発売されていますのでそちらからお選びください。
キッズデッキと大人用のデッキの大きな違いは横幅では無く縦の長さになります。身長の低い子供でもスケートボードが
コントロールしやすいよう、短く作られています。年齢別に分けるとこのようになります。
年齢 | 2~4歳 | 5~7歳 | 8~10歳 |
---|---|---|---|
デッキサイズ | 6.5" - 7.0" | 7.0" | 7.25" - 7.375" |
女性の方は7.5インチ~8.0インチ幅のデッキをオススメ致します。
女性スケーターで特に多く使われているサイズは7.75インチになります。サイズ感的には7.5インチや7.625インチ
もオススメなのですがそちらのサイズのデッキのリリースが少なくあまり選べないことが多いです。
7.75インチは比較的リリースも多く在庫が安定しているので次に同じサイズの板が乗りたいとなったときに安心です。
8.0インチを乗られている女性も少なくありません。ランプの練習をしたい方やスノーボードのオフトレに使いたい
という方は安定感の高い8.0インチの板も非常にオススメです。
目的 | フラットトリックの練習 | ミニランプや起伏のあるパーク |
---|---|---|
デッキサイズ | 7.5" - 7.875" | 7.75" - 8.0" |
ここからはベーシックなスケートボードのデッキサイズについてのお話です。
現在、日本においてのデッキのサイズの印象は以下の通りです。
デッキサイズ | 7.75" - 7.875" | 8.0" - 8.125" | 8.25" - 8.3" | 8.5" 以上 |
---|---|---|---|---|
太さ | 細目 | 普通 | やや太め | 太め |
初めてスケートボードをされる方にオススメのサイズは7.75~8.25インチになります。
選べる幅が広すぎてわからないと思われると思うのですがこの中のサイズでしたらなんでもいいんです。
デッキは消耗品です。最初の一枚でフリップ等の難易度の高いフラットトリックを出来るようになる方は稀です。
なので最初の一枚の目的はスケートボードに乗りなれる事!プッシュを沢山し、並行してオーリーも練習する。
そうやってスケートボードに慣れていった頃にはデッキは四角くなりはじきも悪くなるでしょう、
そうしたら新しくデッキを交換する。それを2枚、3枚、4枚と乗っていくうちに知識は深まり自分のお気に入りの
サイズのデッキが決まります。ですので最初の一枚は適正サイズ内(7.75~8.25インチ)だったらサイズはこだわらずにお選びください。
こちらがデッキサイズはなんでも良いと言われる要因です。板の質などを気にされる方もいらっしゃいますが当店で扱ってる板でしたら
どれも大きな差はございませんのでご安心ください。お気に入りの一枚を見つけてみてください。
2020オリンピックの金メダリスト堀米雄斗が所属するShane O'Neill手掛けるデッキカンパニー。 キック、コンケーブ共に癖が無く、万人受けするシェイプ。全長も短めに作られており日本人には非常に乗りやすい1本。 リピート率の非常に高いデッキです。
日本の文化をデッキグラフィックに落とし込み、若者のカリスマ吉岡賢人や 日本のスケーター史に大きな影響を残してきた上野伸平やMARUなどのOGメンバーが所属する日本を代表するデッキブランド。
Pontus Alv手掛けるスウェーデン発スケートカンパニー。Pontus自身、プロスケーターとしてのみならず映像作家や アーティストとして幅広く活動しそれらの培った経験をデッキに落とし込んだ世界的評価を集めるスケートカンパニー。
デッキの表面に必ず貼るグリップテープ。スケートボードの滑り止めの役割を担うパーツ、グリップテープの目の粗さの強弱でグリップ感が変わり、トリックに影響を与えます。 instantではデッキをご購入のお客様には無料でグリップテープを差し上げております。4つのメーカーより選ぶことができ、それぞれグリップテープの特徴が違いますのでご自分の好みに合うグリップテープをお探しください。
目が粗いとグリップが良く足とデッキの一体感が増します、ミニランプなどを中心に練習したいとお考えの方は目が粗いグリップテープがオススメです。
もちろん、フラットトリックやストリートスケートをお考えの方もグリップ力が高い事でオーリーなどの食いつきも上がるので非常にオススメです。
ですがデメリットもございます。食いつきが良い反面、食いつきすぎてフリップや繊細な回しトリックが抜きずらいと感じる方も多くいらっしゃいます。さらに、目が粗く靴へのダメージが大きくなってしまうので靴の消耗が増してしまいます。
目が細かいグリップテープは過度なグリップ感が無いので特筆すべき点は少ないのですが、目がさらっとしてる分粗い物と比べトリックをした際に乗れないと判断した時のキャンセルという板を自分の外側に弾き飛ばす動きが行いやすいため怪我を防ぐ事ができます。
初心者の方はまずは目の細かなグリップテープをオススメ致します、スケートボードに慣れていったら粗いグリップテープに挑戦するという流れがよろしいかと思います。
フリースタイルを練習したい方は目の細かなグリップテープがオススメです。
グリップテープ比較表
粗いグリップテープの代表格が MOB グリップ、細か目の代表格は JESSUP。MOB と JESSUP の中間の粗さで作ったのが instant オリジナルグリップテープでご指定がない方にはこちらをオススメしております。
グリップテープの厚みが厚いほど貼りやすく薄いほど貼る際に注意が必要になります。
トラックは 6 つのパーツの中でも耐久性が強く一番長い期間使用できるパーツです。ブラ
ンドごとに車高の高さ、重量、ホイルベースが異なります。それによって可動範囲が異なる
ほか、重量の軽さとは別でテールを踏んだり弾いたときのキックの軽さというものがあり
ます。トラックというパーツはとても奥深く、初心者の人は○○のブランドがオススメと簡
単に決めつけられないため、形がカッコいいからとか好きなプロライダーが使っているか
らなど単純な理由で決めてしまうのも全然ありです。
下記のオススメ商品にトラック別の特徴が記載されていますのでそちらを参考に自分の希望する
特徴を持ったトラックをお選びください。
トラックにはサイズがございます。基本的にはデッキ幅に合ったトラックサイズを選ばれるのがベストです。各メーカーのサイズ表記が異なるため、上記の表でご確認ください。
余談ですが僕はTHUNDERトラックを使用しています。デッキサイズは8.25インチ、使用トラックは149。あえてトラックサイズを1つ上の物にしています。僕なりのカスタムで足元を広くし安定感を上げ、デッキサイズを抑えることで
回しやすくしています。ストリートもトランジッションも両方都合の良いセッティングにしたくこのようにしています。
基本的に初心者の方は上記の表通りにセッティングするのが良いです、ですが必ず合わせなくてはダメ。というモノでは無いです、自分なりのセッティングを探し出しカスタマイズするのも楽しみに一つですね。
ライディング中やトリック時にしゃがみ込む時も左右のブレが少なく、曲がるときに体重
をグッとかけても途中で反発してくれるため、曲がりすぎることがなく安定感があるのが
特徴。スケートボードに安定感を求める方にオススメです。
車高の高さは車高の高いHI と車高の低いLO の2種類ございます。
迷ったら HI がオススメです。
重量感があるがホイールベースを短くとっているため、テールヒット(弾き)の軽さはピカイチ。
動きは切り込んでいく様に曲がり、グラインドがスムース。トランジッションスケーターを中心に
ストリートスケーターも多く使用しているトラック。
トラックに動きの良さを求める方にオススメです。
HI トラックの中でも最も車高が低く軽量で安定性に優れている。特徴的なのは他メーカー
に比べベースプレートが内側に入っていること、これにより驚異のキックの軽さを実現し
ている。INDYやACEと比べキック時の上りは緩やかだが叩き心地は非常に軽やかです。
キッズや女性方からの支持も多いです。
安定感とキックの軽さを求める方にオススメです。
有名トラックブランドの中で最もホイルベースが短く、これにより驚異のキックの軽さを 実現している。旋回性にも優れているため、ストリートに加えてトランジッションとクルー ズにも向いています。キッズや女性にもオススメです。
ユニークな広告、印象的なフォルムのトラックでコアなファンの多いブランド。 ターン性能が良く動きに癖の少ない素直なトラック。ホイールベースが短い事からキック も非常に軽くこれからスケートを始めオーリーなどのトリックを練習したい方にも向いて います。
ウィールはその名の通りスケートボードのタイヤ部分になり、移動用の「ソフトウィール」とトリック用の「ハードウィール」がございます。
ウィールを選ぶ基準には4つの項目があります。「サイズ」「硬度」「シェイプ」「デザイン」。
ウィールは走るために必要なパーツの為、初心者の方でもその違いを感じ取りやすいパーツとなっています。特に重要度が高いのがサイズと硬度、この2つさえ絞れてしまえばシェイプと柄に関してはご自身の
気に入ったデザインで決めて頂いて問題ありません。シェイプによるトリックへの影響の違いなどは中級者以上向けとなるので最初は影響致しません。
ソフトウィールとは硬度の柔らかいクルーザーと言われるコンプリートセットにつける走破性に優れた柔らかいウィール。 走行音がほとんど無く静かで、路面を選ばず走れるので移動向け。トリックには不向きです。
一般的な硬さは78a~80a。
柔らかければ柔らかい程、路面の影響を受けずらい。
ソフトウィールの中でも硬い程にスピードが出ます。
硬さは78a~80aで選べば問題ありません。78aと80aに体感で感じられる程の差は低く、どちらでもかまいません。
87a等の硬めのソフトウィールは路面の影響は受けやすくなるのですが、初速が出る為フィルマーなど
スピードを求められる方が使われています。
54mm~60mmが各メーカーより多くリリースされ
ています。
54mm~56mmは近くのコンビニまでなど短距離
での移動に向いています。このくらいのサイズなら
トリックも可能ですのでお散歩スケート(上級者向け)も楽しめます。
57mm~60mmは長距離の移動に向いています。
走破性が高く土や芝生以外の普通の道でしたら
路面を選ばずスイスイ進みます。
ソフトウィールに迷ったら硬度78a~80a、ウィールサイズ54mm~60mmのソフトウィールをお選びください。
57mm以上のウィールを装着される際にはライザーパットというデッキとトラックの間につけるパットが販売されて
いますのでそちらを装着されることをオススメいたします。
ソフトウィールのメーカーによる違いは少なく希望のサイズと硬度させ絞れてしまえば後はデザインを重視して頂いて構いません。ですが、数多くあるブランドの中で特にオススメなソフトウィールもありますので下記にいくつか紹介させて頂きますのでご参考までにどうぞ。
1976年に誕生した老舗ウィールブランド。名作と称され、クラシックなフォルムがクルーザーの雰囲気にバチっとはまる HOT JUICEを始め、改良型のSUPER JUICEやちょっと硬めの87Aソフトウィールなど豊富なレパートリー、カラーリングで 誰しもが一度は手にしたくなるウィール。
伝説のブランドPOWELL PERALTAより誕生したウィールブランド。ウィール制作に余念が無く、そのクオリティの高さはスケート業界に 数多くのヒット商品を出してきました。ソフトウィールもその一つで走破性は業界一?無敵のソフトウィール"ROUGH RIDERS"。オススメです。
最新のテクノロジーで開発されたウィールブランド。常に進化していくスケートボード。そのスキルと環境に応じたウィールを製造しています。 ハードウィールのイメージが強いリクタですが名作ソフトウィール"CLOUD"は外せません。サイズレンジが豊富で小さい物はトリック練習にも使用可。
ハードウィールとはトリック練習で用いられる硬いウィールの事。スケートボードで色々なトリックをやってみたい方はこちらのハードウィールをお選びください。
一概にハードウィールと言えどサイズと硬さの掛け合わせで体感は大きく変わってきます。そこにシェイプ(ウィールの形)まで入ると相当数のレパートリーがあり選ぶのは大変ですよね。ここでは特に重要なウィールのサイズと硬さに絞ってご説明させて頂きます。
ハードウィールの硬さは99a~102aが一般的です。
それ以外の97aや104aなども発売されていますがまずは99a~102aで選びましょう。
スケートパークではない近所の公園などの路面が粗い所で練習される方には走行がスムースな99aがオススメです。
スケートパークなど路面が綺麗な場所で練習される方には101aや102aなどの少し硬めがオススメです。
場所を選ばず走る 99aが特に人気です。
トリックの練習をしたいのであれば初心者の方は、車高が高すぎるスケートボードはテールヒットがしづらくなります。ですので、ウィールサイズは標準的な52~54mmがオススメです。
ランプやトランジションの練習がしたい場合も、初めてスケートボードに乗られる方には52~54mmをオススメします。ランプに慣れていきある程度トリックが可能になってきたら55mm~60mmなどの大きいサイズのウィールもお試しください。スピードが付きやすい為、軽いパンピングでもランプを漕げる様になります。
ストリートのトリック練習をしたい方には99aの52mm~54mmがオススメとなっております。近所の公園やスケートパークなどあらゆる場面で滑る事を想定した99a、フラットトリックを中心とした回し技やオーリーを練習する為ウィールサイズは標準サイズで52mm~54mm。この範囲内でお選び頂ければまず失敗する事は無いかと思います。
もう一つは、ミニランプや起伏のあるパークでのトランジションスタイルをやりたい方は硬さ99a~102a、サイズ52mm~54mmのウィールをオススメ致します。熟練の方はもっと硬いウィールやサイズを上げる方も多くいますが初心者の方にはこのくらいのサイズ感がオススメです。
ウィールはその人のやりたいスケートスタイルによって選ぶ基準が変わります。自分はどんなスケートボードがしたいか、どんなスケーターになりたいかを考えてそれに合ったウィールを選びましょう。
1987年にアメリカはサンフランシスコで誕生したウィールブランド。数年前に誕生したFOURMULA FOURシリーズは当時ウィール革命が起きたと衝撃的で、昔までは柔らかいウィール=スライドしづらい
だったのだがF4の誕生によりそれが覆りました。それまで102aなどの硬めのウィールが主流であったが、F4の誕生により99aへと主流が変わり今に至る。
オススメハードウィール大本命です。
伝説のブランドPOWELL PERALTAより誕生したウィールブランド。ウィール制作に余念が無く、そのクオリティの高さはスケート業界に 数多くのヒット商品を出してきました。 ハードウィールもその一つ、ストリートスケート用に開発された「STF」やパーク用の「SPF」など硬度、サイズ、シェイプが幅広くそろっております。
スケートボードの聖地サンフランシスコで誕生したウィールブランド。ダウンヒルなど攻め倒すスケーター達が試行錯誤し仕上げたウィール。 絶妙なグリップ感と高い走破性がストリートスケートにベストマッチ。ハードウィールの中でも特に柔らかめな作りとなっているので ハードウィールながら場所を選ばず走ることができます。
ベアリングとはウィールに装着するパーツで、ベアリングの性能差で初速やプッシュした際の伸びが変わります。
ベアリングの構造はどれもほとんど同じでベアリングに使われているオイルの違いで2タイプ、オイルとグリースに分かれます。
スケートボードにおいて一般的でよく使われているのが粘度の低いオイルタイプです。
当店でも販売数の9割はオイルタイプと
なっていますので迷ったらオイルタイプを選べば問題ありません。
粘度の低いさらっとしたオイルが使用されています。オイルタイプは常に滑らかな回転を体感できますが、
揮発性が高く定期的にオイルを補充するなどのメンテナンスが必要になります。
粘度の高いドロッとしたグリースが使用されています。グリースの抜けが少なくメンテンナスせずに
ご使用頂けます。初速はオイル程は速くなく、ゆっくり持続するというイメージです。揮発性の低いオイルの為、メンテナンスが不要。
季節感で言いますとオイルはオールシーズン回転性能は変わりませんがグリースは夏周辺の暖かい気候の時期でないと グリースが硬くなってしまい回転性能が落ちてしまいます。
回転性能を示す規格としてabec/エーベックという国際工業規格があります。
abecはベアリングの中のボールがどれくらい完全球体に近いかを回転ノイズや内輪の振れで計測する規格になります。
ベアリングブランドでabec表記を用いてる所は「3」「5」「7」の3種に分類されています。
「3」-普通 「5」-良い 「7」-非常に良い
それではメーカーが違うけどabecの数字が同じなら性能は同じなの?
そうではありません。やはりメーカーの違いによってabecの数値が同じでも体感するベアリングの性能には差が生じます。
abecとはそのメーカーで作られているベアリングのグレードの違いぐらいでお考えください。
ベアリングは様々な角度からの衝撃や人間が飛んで着地する衝撃をもろに受けるので工業用目的で製造されている
ベアリングと使用用途が全く異なります。ベアリングも予想だにしなかった衝撃を受けるわけです。
そこでBONESという老舗スケートメーカーはSKATE RATEDというスケートボードの使用用途に合わせたベアリング製造を
行いabecによる等級は採用していません。
最近ではそのようにabec表記による等級をされていないスケートメーカーも出てきています。
では結局初心者の方はどんなベアリングを選ぶのが良いのか、と言いますと。「ご予算に合わせて選ぶ」をオススメいたします。
ベアリングはスペックが高いほどスピードが速く耐久性が増し壊れにくくなります。パーツの中で価格帯が\(1,500~\20,900)と一番広いのでご自身のご予算に合わせてお選び頂くのが最良です。
正直、一番安いベアリングでも壊れやすいというデメリットはありますがしっかりと回転してくれます。
高価なベアリングは初期投資は高くなりますがコスパを選ぶなら間違いなく高価なベアリングです。高価なベアリングは回転性能が高いのは言わずもがな、耐久力に安価な物とは大きな違いが出てきます。
安いベアリングを1年に数回買いなおすか、高いベアリングを2,3年乗り続けるのか。最終的に見ると高価なベアリングを買ってしまった方が安くついたります。
くどい様ですが最後にもう一度言うと、安いベアリングも全然良い!でも、高いベアリングはもっといい!ですのでベアリングは「ご予算に合わせて選ぶ」をオススメいたします。
ベアリングと言えばBONES BEARING。これは外せません。スケートボードのために製造された専用ベアリング。 SWISSの工場で制作されたハイエンドモデルと中国の工場で制作された廉価版があり、価格帯も幅広くご予算に 合わせてお選びいただけます。
トヨタグループの工場で製造する日本メーカー製スケートボード専用ベアリング。 ベアリング製造において高い評価を得る日本製のベアリングをスケートボード用に研究、開発した物。 バリエーションも豊富で低価格で良質なベアリングが揃っています。
全ベアリングメンテナンスが必要ないグリースタイプ。最速のスケーターGrant TaylorやCory Juneauなどが在籍しオイルタイプに引けを取らない確かな性能体現している。 グリースベアリングをお探しの方にオススメです。
ビスとはデッキとトラックを繋ぐパーツ。ネジ山がプラス(+)の物と六角の物があり、こちらは使用者の好みになるので特にオススメはございません。 しいて言えば、インパクトドライバーなど電動工具をお持ちの方はプラス、スケートツールについてるドライバーで調節される方は六角の方が使いやすかったりします。
ビスには長さがあり、インチ表記で記載されています。 基本的にライザーパットを使用しない場合は7/8"をお選び頂ければ問題ありません。その他の長さのビスはライザーパットの厚みによってビスの長さを調節するので上記の表でご確認ください。
ビスは何も考えずに7/8"を選びましょう。ライザーパットの使用を検討されている方はその厚みに該当するビスの長さをお選びください。
以上の6つ。「デッキ」「デッキテープ」「トラック」「ウィール」「ベアリング」「ビス」でスケートボードが完成致します。
当店ではデッキをお買い上げの方には「デッキテープ」、コンプリートをお買い上げの方には「ビス」を無料でご用意しております。
コンプリートをご注文頂いた際にお客様が選ばれたセッティングに問題がある場合はそのまま発送することはしません。
サイズに対してトラックのサイズが合っていなかったり、明らかに大きすぎるサイズのウィールを選んでしまっている場合にはお客様に必ずご連絡いたします。
私らとしては始めてのスケートボードこそ本格的なスケートボードが適していると思っています。何にでも通じますが、道具が悪いと使用者の能力が発揮
しづらくなります。スケートボードも同じで完璧なセッティングは持ち主の気分も能力も上げてくれます。
20年以上スケートボードをしていますが一番苦戦したのは最初の1年、オーリーです。この1年をどんなセッティングで練習するか、限られた時間で効率的に
トリック練習をするのであれば本格的なスケートボードは欠かせません。安価なコンプリートと比べるとフルオーダーコンプリートは少し値が張ります、ですがそれ以上にスケートボードの楽しさが分かる一台となります。
スケートボードのセッティングは基本的なサイズ合わせ以外は使用者の好みの部分が大きいです。何も考えずにサイズだけ合わせてコンプリートを組むのも大ありです。
ですが、スケートボードのパーツの特性を知ったうえでコンプリートを組むのはまた違った楽しさもあるし、自分がなりたいスケーター像を目指すには必要な一台です。
是非、ここで得た知識や、知人やショップスタッフの意見を参考にし、ご自身に最適な一台をお選びください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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